2012年8月15日水曜日

自分ブランドを意識したソーシャルメディア活用

皆さんは、『自分ブランド』を意識してソーシャルメディアを使っていらっしゃいますか?

先日、大学の取り組みとして、高校生や中学校・高校の先生方を対象に「ソーシャルメディアを活用したパーソナルブランディング」について授業をさせて頂く機会がありました。資料は前編後編ともにSlideShareで公開しておりますので、ご興味がありましたらご覧ください。

高校生の段階から、「自分のブランドは?強みは何か?」といった問いを自らに投げ掛け、意識して活動することは非常に重要であると感じました。ブランディングには時間が掛かりますし、モラルやマナーなど大切なことも多いので、早い段階から取り組めるといいですね!

自分ブランドの構築には、「自分の強みを明確にする(内面のブランディング)」と「自分の実力を表現する(外面のブランディング)」の2点が大切です(テックセブンより)。これは自分の旗を揚げると言ってもよいでしょう。


そこで今回は、私がパーソナルブランディングとして活用するLinkedInTwitterFacebookについて考えたことを書きます。

1. LinkedIn
LinkedInはWeb上に公開する履歴書であり、自分の専門性のPRに利用できます。LinkedInは履歴書だけでなく、スキルや活動実績、他者からの推薦(referral)など、過去から現在に至るまでの蓄積があります。

つまり、LinkedInを見ればその人にどのような仕事をお願いできるかが分かります。特に信頼の置ける人物からの推薦は重要です。誰に推薦されているか?どのように推薦されているか?といった他者からの客観的評価は、その人を判断する上で重要な指標となります。

2. Twitter
一方、Twitterはいま何を考えているか、何に注目しているか、問題意識や気にしていることなどがインターネット上の誰からも見ることができます。つまり、Twitterを見ればその人が今現在どのような問題意識を持ち、どこに進もうとするのか、現在から未来に向かっての筋道、展望が分かります。

ここまでいうと、LinkedInとTwitterは表裏一体というか、あわせてパーソナルブランディングに活用したいツールです。少し分かりにくいかも知れませんが、研究者の世界で例えると、LinkedInは学術論文(ある程度成果の出た実績)、Twitterは学会発表(いま研究中の課題)のイメージです。

3. Facebook
Facebookは日常の出来事や友達との近況報告などがあり、その人の人間性やひととなりが分かります。

誰と友達になっているか、共有の友達はいるかで、その人の交友関係が把握できるでしょう。その中で重要となるのは、「誰とつながっているか、そして「誰とつながっていないか」(熊坂仁美.comより)です。その人と友達になれるかどうかという観点が大切だと思います。

私の場合、プライベートな側面はFacebookという感じで、家族や旅行に行った時の写真、飲んだお酒の写真などを載せています。交流という意味では、上の例でいうと学会の懇親会が近いですかね。それ以外にも、公開講座や大学の体験授業などの活動実績を自分の意見とともに載せています。少しこってりとした内容はFacebookで書き、そのリンクをTwitterにも流すという使い方です。そして、きちんとした意見を述べる場合は、やはりブログですね。

今回紹介した3つのソーシャルメディアは現在利用している方も多いと思いますが、『自分ブランド』を意識して目的を持って活用されている方はそれほど多くないように感じます。上記はあくまで私の考えですので、ご自身の目的にあわせて活用して頂ければと思います。その際、少しでも私の記事が皆さんの参考になれば幸いです。