2012年6月25日月曜日

LinkedInをブランディングフィールドとして活用する

皆さん、LinkedIn(リンクトイン)というサービスをご存知でしょうか?

LinkedInとはビジネスSNSと言われており、自分の履歴書をWebに公開しアピールするだけでなく、興味のある人とつながる、課題を解決してくれそうな人を探すなど、実に多くの利用価値があるサービスです。詳細は、谷口正樹氏の著書『LinkedInをビジネスに使う本』をご覧頂くとし、ここではパーソナルブランディングの観点からお話しさせて頂ければと思います。


<プロフィールの充実>
パーソナルブランディングのためには、プロフィールの充実が最も重要です。Web上の履歴書という意味もあるので、自分がこれまでに行ってきたことをきちんとアピールしましょう。ある程度プロフィールが充実したら、あとは定期的に見直すくらいで、他のソーシャルメディアと比べても日々の情報発信はそれほど多くなくて大丈夫です。

まず、まだ登録していない、登録したばかりという方は、ソーシャルリクルーティングの世界こちらの記事を参考にプロフィールを充実させましょう。プロフィールには自分の学歴や職歴だけでなく、スキル・専門知識、参加したプロジェクトや出版物など、様々な情報を登録することができます。多くの情報を登録することで、様々な人に知ってもらいやすくなります。

また、プロフィール写真も重要です。できればプロフィール写真には、自分の顔写真を登録しましょう。顔が見えると、親しみやすくなると思います。顔と名前が一致するので、他人からも覚えてもらいやすいです。

<登録後のステップ>
登録後のステップとして、先程と同様にこちらの記事を参考にソーシャルグラフインタレストグラフの充実を図るとよいでしょう。

そこでまず、ソーシャルグラフ充実のステップとして、つながりたい人を探しましょう。
LinkedInは人探しに使えます。検索窓から名前を入力して検索することもできますが、より詳しい検索を利用すると、会社名や居住地、自分との関係(1次コンタクト、2次コンタクト)などの条件を指定して検索することができます。つながりたい人を見つけ、誰を介せばつながることができるかが分かります。特に、2次コンタクトにあるキーパーソンを見つけることが重要です。 

次に、インタレストグラフの充実には、グループに参加してみましょう。グループでのディスカッション・情報発信を経て、より多くの人とコミュニケーションを取ることができます。直接つながりのない相手であっても、同じグループに属していればメッセージを送ることができます。それがきっかけでつながっていくこともあります。

<LinkedInをブランディングフィールドとして活用する>
ここまではブランディングを行うにあたっての最初の準備段階です。LinkedInをブランディングフィールドとして活用するためには、自分の専門性を意識した情報発信が重要です。

TwitterからLinkedInに有益な情報を流しましょう 
LinkedInはTwitterとあわせて、パーソナルブランディングに利用できるツールです。気になった記事をシェアしたり(shareボタンが付いているサイトも多くあります)、Twitterの投稿をLinkedInに流したりできます(流す情報は有益なものを選別するとよいです)。 私の場合は、気になった記事に加えて、ブログの更新情報、SlideShareでの講演資料などをLinkedInに流しています。

それと、個人的には投稿の連携はLinkedIn→Twitterがオススメです。
理由1:TwitterからLinkedInを見に来てもらえる可能性がある。
理由2:LinkedIn上でいいね!やコメントをもらえる(Twitter→LinkedInだといいね!できない)。

つまり、Twitterで発言を拡散し、他者との意見の交流はLinkedInで行うというものです。

SlideShareの講演資料をプロフィールに掲載しましょう
LinkedInとSlideShareは非常に相性がよいです。以前のエントリでは、LinkedInによるSlideShare買収のニュースを紹介しました。

SlideShareで公開した講演資料をLinkedInのプロフィールに掲載することで、自分の専門性をよりアピールすることができます。特に、SlideShareのPROアカウントを利用すると、自分の資料を6件までサムネイルで表示することができます(表示したい資料は選択可)。



このように、LinkedInとTwitter、SlideShareを連携させることで、LinkedInは非常に強力なブランディングフィールドとなります。これからの時代は、自分の強みを活かすためにパーソナルブランディングが非常に重要となりますので、皆さんの専門性をアピールする上でもLinkedInを活用されるとよいかと思います。 

ご参考までに、私のLinkedInプロフィールをお伝えしておきます。
質問、コメントなどありましたらよろしくお願いいたします。