2013年11月25日月曜日

ソーシャルメディアリテラシーで大切なこと

皆さん、こんにちは。

先日、千葉市花見川区との連携による魅力発信プロジェクト「花見川どっとcom!」の一環で区内の犢橋高校で出張講義をして来ました。テーマは、高校生のためのソーシャルメディア活用とリテラシー教育についてです。なお、講義のスライドは本エントリーの最後に載せておきます。

図1.講義の様子

ソーシャルメディアリテラシーとは?

講義の中で、ソーシャルメディアを利用する上でのトラブルや被害に対する質問を頂きました。そこで今回は、ソーシャルメディアを賢く使っていくためのソーシャルメディアリテラシーを掘り下げてみます。

まず、ソーシャルメディアリテラシーとは、「ソーシャルメディアをうまく活用できる能力」のことを言います。具体的な能力としては、以下の3点が挙げられます。
  • トラブルに適切に対応できること
  • 情報の公開範囲を管理できること
  • 他者と適切にコミュニケーションが取れること

2013年11月20日水曜日

河野ゼミの研究方針2013年

皆さん、こんにちは。
外の空気が少しずつ寒くなり、冬が近付いて来たのを感じます。

私のゼミでは、4年生の卒業論文がいよいよ追い込みの時期です。是非とも自分で納得のできる卒業論文を仕上げて欲しいと思っています。

その一方で、来年度のゼミ募集が始まり、研究室の体制も徐々に変わりつつある中、ゼミの研究方針について考えているところです。昨年もこの時期に同じテーマで記事を書いています(参考:河野ゼミの研究方針)。読み返してみると、想いは感じられるもののあまり具体性はなく、中身が少し薄い気がしますね。以下は昨年掲げた研究の進め方です。
  1. ソーシャルメディアを駆使し、最新の技術動向を追い続ける
  2. 周りの人々を巻き込むようなアントレプレナーシップを身に付ける
  3. 新しいサービスの企画・開発を繰り返す
  4. スタートアップを目指す!
この1年で研究が進むにつれて、研究方針も固まってきましたね。そこで、私の意見を述べたいと思います。


社会的課題をシステムで解決する

まず基本的な考え方として、システムを実現するための技術はあくまでも手段であって、真に解決すべき課題は社会の中に存在するものです。我々の問題意識は、地域社会や環境、人間関係の中にあります。

このような社会的課題は、様々な要因が密接に絡み合った複雑な状態となる場合が多く、システムだけでは解決できないことがあります。当然一人では解決することはできないため、関わる人達の役割分担や運用面など、体制作りまで含めて研究の課題となります。

引き算で勝負する

様々なところでも言われていますが、『よいものはシンプルで美しい』ものです。

2013年10月14日月曜日

ディスカッションの意義とは?

皆さん、こんにちは。前回からしばらく時間が空いてしまいましたね。

今回は、ディスカッションの意義ついてお話ししたいと思います。経験のある方もいると思いますが、大学に入るとディスカッションの機会が増えますね。高校までの学習では、基礎的な知識の習得に多くの時間を費やしてきました。それに対し大学では、知識の習得も当然必要なのですが、自分の意見を述べ、他者との議論を行うディスカッションが重要になってきます。

では、なぜディスカッションが重要なのでしょうか?


ディスカッションが重要な理由は、以下の2点にあると私は考えています。
  • 様々な課題を解決するため
  • 他者から学び成長するため

ディスカッションを通じて課題解決に必要な能力を養う


世の中にあるほとんどの課題は、一人では解決することができません。ざっと考えただけでも、地球環境問題や経済対策から、地域活性化、イベント企画やシステム開発、家庭環境の問題など、グローバルなものから局所的なものまで様々です。

そういった課題を解決するためには、他者の意見に耳を傾け、その考えや価値観を知り、自分の意見を相手に伝える努力が必要不可欠です。それらを通じて、お互いの理解を深め解決に向けて進んでいくのです。

このように、自分と相手の考えをオープンにすることで、自分と同じなのか、あるいは違うところは何であるかが分かるようになります。フラットな状態で意見交換をしなければ、求める解決策を導くことは困難です。

そこで、大学生活の中では、主にゼミ活動を通じて課題解決能力を養っていきます。これは、社会に出てから他者と協働で仕事を進めていく上で特に重要な能力といえます。


2013年5月29日水曜日

2013年の自己分析:今年のテーマはモチベーション

皆さん、こんにちは。

今年も自己分析の時期となりました。毎年5月29日の誕生日に自己分析をしており、今年でこれも3回目となります。この時期は、年度始めの慌ただしさも少し落ち着き、自分を見直すにはよい時期だと思っています。ちょうどよい時期に産んでくれた両親に感謝したいと思います。


さて、初回のエントリで人生設計におけるバリュー(価値)、ミッション(使命)、ストラテジー(戦略)に基づく自己分析を行いました。これは定期的に見直すことが大切ですので、毎年誕生日に更新するようにしています。一年間の反省点を踏まえ、今年のミッション、ストラテジーを以下のように修正しました。

  • バリュー
    • 穏やかに楽しく生きること
  • ミッション
    • 『自分で未来を設計し、人生を切り拓く力』を持った学生を育成すること
    • 学生・大学・社会に貢献できる研究成果を挙げること
  • ストラテジー
    1. 学生が自律的に行動できるよう動機づけを支援すること
    2. 学生のキャリア意識醸成に関するテーマで研究成果を挙げること
    3. 学生とのコミュニケーションを大切にすること
    4. 意識の高い学生を巻き込み、河野マインドを伝えること
    5. 学内外で注目されるよう積極的に情報発信に取り組むこと
    6. 常に時代の最先端を追い続けること
    7. よりよい人脈を築くこと
    8. 家族が心穏やかに過ごせること

2013年3月28日木曜日

【卒業生へのメッセージ】社会に貢献すること

この春卒業される学生の皆さん

ご卒業おめでとうございます!これから一人の社会人として、いよいよ社会の大海原へと船出する皆さんのご活躍を楽しみにしています。陰ながら社会に貢献できる人材へと成長されることを応援しています。


今回は、私が社会人となった時のことを少しお話しさせてください。
ちょうど7年前、大学院修士卒でインテック・ネットコアという会社に就職しました。当時、就職と同時に博士課程への進学という私の「挑戦」に対し、社内の皆様方のご理解、様々な局面でのご支援を頂いたこと、とても感謝しております。その節は本当にありがとうございました。

さて、入社した当日に社長から次のような問いがありました。
学生と社会人の違いは何か?

私は、「お金を払う側からもらう立場に変わる、仕事の拘束時間がある」といった回答をしたと記憶しています。それに対し社長は、「確かにそれもあるが、一番大きいのは社会に貢献すること、その対価としてお金をもらっている」と仰いました。