2012年1月3日火曜日

2011年の振り返り&2012年の抱負

少し遅いですが、2011年を振り返ってみると、3月の震災、4月の転職&単身赴任、7月の結婚式、9月の新婚旅行と様々な出来事、そして多くの出会いがありました。私にとって、本当に激動の一年でした。

<震災>
3月11日に発生した東日本大震災、当時私は日立市にある茨城大学の研究室にいて被災しました。幸い、家族は無事でしたが、妻とともに3日間避難所で生活しました。電気・ガス・水道のない生活は初めてで、「水」の大切さを痛感しました。ネットにもつながらず、自分達の置かれている状況が分かったのは、震災発生の数日後でした。

自宅のあるひたちなか市はなかなか水道が復旧せず(実際復旧したのは二週間後)、電気復旧後は日立市の妻の実家で二週間ほど避難していました。妻の実家は山水があり、なんとか普通に生活できたことに感謝しています。山水といっても、本当においしい水で近隣でも水道水として使っています。※妻の実家は市の水道が届かない山奥なのです。

震災の影響で、一週間後の新婚旅行は中止となり、6月の結婚式も式場の補修作業で延期となりました。妻も私も楽しみにしていたので本当に残念でした。

このような混乱の中、4月から東京情報大学に赴任することとなり、家族の助けを借りながら茨城から脱出するかのように千葉に引越しました。東京方面に出て驚いたのは、「街が普通に動いている」ことです。茨城では街の明かりが少なく、常磐線も不通で道路も通行できないところが多く、だいぶ印象が違っていたことを覚えています。

震災では、本当に「人と人とのつながり」が大切だと実感しました。

<東京情報大学>
4月には、東京情報大学情報システム学科の助教に着任しました。大学教員というのは初めてで、助教から自分の研究室を持つこともできました。大学ではプログラミング、情報リテラシーなどの授業を担当する傍ら、ゼミでは「ソーシャルメディア」について研究を進めています。授業と会議は仕事という感じがありますが、それ以外の時間は学生と話したり、研究をしたり、いろいろな方々とお会いしたりと自由で、本当に有意義な毎日を過ごしています。大学も学科や各研究室がフラットというかアットホームな感じで、気軽に他の先生方の研究室を訪ねることができ、すごく居心地がいいです。

また、大学前から東京までの高速バスが出ており(乗車時間は一時間ほど)、東京で人と会うときにはよく利用しています。特にTwitterがきっかけで@taniyangさん、@takashi_ohmotoさん、@naokitakagawaさん、@masahirotokumoさんと知り合うことができたのは、私にとって大きな財産といえます。本当に「ソーシャルメディアでのご縁」に感謝しています。

<結婚式&新婚旅行>
7月には、震災で延期していた結婚式を行うことができました。「海の見えるウェディングパーティー」と題し、補修作業の終わったアジュール日立で式を挙げました。茨城大学での恩師や仲間、前の職場でお世話になった社長や先輩など多くの方々をお招きして、これまでの感謝の気持ちを伝えることができました。一番やってよかったなと思うことは、「感謝の気持ちをプレゼン」したことです。結婚式での余興の一つとして、これまでお世話になった方々を紹介するとともに、感謝の気持ちを伝えました。出番が多くあまり料理を楽しむことはできませんでしたが、本当によい結婚式であったと思います。

9月には、新婚旅行でイタリアに行きました。その直前にはアルバニアで学会があり、ローマ経由で成田に着いて一泊し、そのままイタリアに向かうという強行スケジュールでした。旅の軌跡はTripline「NBiS 2011 & HoneyMoon」にまとめておりますので、ご興味がありましたらご覧ください。

<2012年の抱負>
2012年は、今進めている「ソーシャルメディアを活用したキャリアデザイン支援プロジェクト」をさらに推し進めたいと考えています。ソーシャルメディアを通じて知り合った方々、学生、大学の就職課など多くの方々を巻き込んでいきたいと思っています。特に重要となるのが学生の協力で、彼らをどう「inspire」するかが課題ですね。

もしご興味がある方がおりましたら、お気軽にご連絡ください。
それでは、本年もよろしくお願いいたします。